父親って不器用だけどあったかい

父親って不器用だけどあったかい

ぶっきらぼうだったり、素直じゃなかったり、頑なだったり…。父親って本当に不器用だけれど、結局誰よりも家族思いであたたかかったりする。時には自らを犠牲にするほどに。

洋 画
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

ライアン・ゴズリングの危険な色気。罪の系譜の物語。


その生き方は、まるで稲妻ー。
天才的なライダーのルーク(ライアン・ゴズリング)は、移動遊園地で命懸けのバイクショーを行い、その日暮らしの生活を送っていたが、偶然かつての恋人ロミーナ(エヴァ・メンデス)と出会ったことで、それまでの生活を抜け出し、彼女の住むNY州スケネクタディにやってくる。ロミーナがルークとの子供を密かに生んでいたことを知ると、二人を養うため、街で出会った修理工の男と共に銀行強盗を行い、大金を手に入れる。
一方、立身出世に野心を燃やす新米警官のエイヴリー(ブラッドリー・クーパー)は、ルークを追い詰めるが、いざ対峙したときに、重大なミスを犯してしまう。誰にも打ち明けられないまま自分の過ちを深く恥じ入るエイヴリーだったが、彼はこの一件で皮肉にも周囲から高く評価され、そして複雑な思いを抱えたまま、腐敗しきった警察に、一人立ち向う。
15年後、壮絶なドラマは、息子たちの世代にも引き継がれ、親から受け継いだ罪と向き合うことになる。ルークの息子ジェイソン(デイン・デハーン)は、高校生になっていた。何も知らず、同級生としてエイヴリーの息子AJ(エモリー・コーエン)と親しくなるが、やがて父親たち、ルークとエイヴリーの秘密を知り、復讐心に駆られる。葛藤の末に決意したジェイソンの選択とは―。

洋 画
はじまりへの旅

はじまりへの旅

父の箱庭から、社会という大海へ。


ベン・キャッシュと6人の子供たちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くで暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子供たちの体力はアスリート並み。みな6ヶ国語を操り、18歳の長男は名立たる大学すべてに合格。
しかしある日入院していた母・レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”をかなえるため旅に出る。葬儀の行われるニューメキシコまでは2400キロ。チョムスキーは知っていても、コーラもホットドッグも知らない世間知らずの彼らは果たして、母の願いを叶えることが出来るのか…?

洋 画
リトル・ダンサー

リトル・ダンサー

結局子どもっていうのは、親にとっての希望なのかな。


1984年、イングランド北部の炭鉱町。ボクシング好きの父からボクシング・ジムに通わされていた11歳の少年ビリーは、偶然目にしたバレエに心を強く惹かれ、父に内緒でバレエを習い始める…。

洋 画
ライフ・イズ・ビューティフル

ライフ・イズ・ビューティフル

いつだって君たちには笑顔でいてほしい。たとえどんな時代であっても。


米国アカデミー賞で3つの賞を受賞。心温まるユーモラスな人生模様、そして戦争下の愛の物語。ベニーニ演じるグイドは愛嬌はあるがヘマばかりしているウエイター。彼は愛する妻と子どもにすべてを捧げる男だ。しかし第二次世界大戦が始まると、彼はその豊かな想像力とあふれるユーモアを、絶望的な運命から家族を救うために使わなければならないのだった。

邦 画
半世界

半世界

不器用ながらも子どもに伝えたいことがある。


とある地方都市。そのまたさらに郊外に暮らす高村紘とその妻、初乃、息子の明の家族は、父から受け継いだ山中の炭焼き窯で備長炭を製炭することを生業としている。中学からの旧友で、自衛隊員として海外派遣されていた沖山瑛介がある日、何の前ぶりもなく、町へ帰ってきた。どうやら瑛介は妻子と別れて故郷に一人戻ってきた様子。紘は、同じく同級生で中古車販売を自営でやっている岩井光彦にも声を掛け、十数年ぶりに3人で酒を酌み交わす。
翌日、廃墟同然だった瑛介の実家を掃除し、住める状態にする3人。海外での派遣活動で瑛介が何か心の傷を負ったのでは?それが妻子と別れ、故郷に戻ってきた原因になったのではないかと、感じる紘と光彦だが、直接聞くことも憚られ、どうすることもできない。
紘の息子、明は反抗期の真っ最中で、どうやら学校でイジメも受けている様子だが、紘はそれに頓着していない。「おまえ、明に関心もってないだろ。それが、あいつにもバレてんだよ」鋭いことを光彦に言われハッとする紘。
数日後。「オレの仕事、手伝えよ」過去から脱却できずにいた仕事のない瑛介を巻き込んで一念発起する紘。炭材のウバメガシをチェーンソーで伐採し、枝打ちし、短く切断する。窯に火を入れ、炭を掻き出しては灰を掛け、それを何度も繰り返す。出来た炭を段ボールに詰め営業し、新規の顧客開拓を目指す―。
「こんなこと、ひとりでやってきたのか」と紘の仕事ぶりを見て驚く瑛介。これまで感じたことのない張り合いを感じ始めた紘。そんな父を見る明の目にも、変化が現れかけ、それは何もかも順調に向かい始めているように見えていた…。

※各作品にリンクされているVOD(ビデオ・オン・デマンド)は、記事作成時に定額見放題の対象に入っていたものですので、すでに対象外になっている場合がございます。